LAMYのローラーボール、TIPO AL(シルバー)



 クリップをノックするとペン先が出る。

 ALなら質感は高い。

 よく知られている事実だが、国産のノック式ゲルインクボールペンのリフィルが使える。僕が手元で確認した限りでは、ZEBRA サラサクリップ三菱鉛筆 ユニボールシグノ(ノック式)、Pentel エナージェルのリフィルが入った。

 サラサクリップのリフィルとの比較。

 とは言っても、そのまま入れ替えると「少し飛び出しが長い」「そのためノックがかたい」「穴の径が大きめでペン先が少々ぐらつく」という欠点がある。使えないほどではなく、気になる人も気にならない人もいそうな程度。

 純正。

 こちらは入れ替えた場合。

 僕は少々気になったので、リフィルのお尻をカッターで1mm程度削り、ペン先に細切りにしたセロテープを巻いた。これで快適。

 なお、TIPOの純正リフィルはM66。書き味がよいと評判だが、インクの浸透力が高いのか裏抜けが激しく、僕はあまり好きではない。国産ゲルインクリフィルが使えるという情報があったからこそ入手した次第。書き味はたしかによいが、特筆すべきものでもないと思う。ボール径が大きめでインクの出がよいから書き味がいいのは当たり前だ。たとえば0.5mmのゲルインクボールペンとは格段に違うが、0.7mmのものとだったらあまり変わらない。日本では極細のゲルインクボールペンが流行っているので、相対的に書き味がよく感じるのだろう。

このブログの位置付けをやや変更

 けっこう長くこの「はてなダイアリー」を(かなり飛び飛びではあるものの)つけてきたが、書く内容がやや変わってきたこと、今後の記録方法を変えていきたいこと、今までのカテゴリー分けが不便になってきたことなどから、すこし設定変更を行った。
 カテゴリーも新しくしたが、まだ肝心の中見たる記事がない。

 今後は自分にとって読み返す価値がある、なるべく有意義なブログにしていきたい。
 今までのものも改めて読んでみると面白くはあるが、それだけなので。できれば写真もなるべく増やしたい。

 この写真は、愛用している万年筆の一本、パイロットカスタムレガンス(F)。

最近のノート・手帳術と今後の変更方針

 ここ3〜4ヶ月は仕事が忙しくて、あまりノート・手帳術の試行錯誤をする暇がなかった。本来は仕事をこなすためのノート・手帳術なはずなので、本末転倒もはなはだしいが(笑)。まあ、僕のノート・手帳術試行は趣味的要素が大きいのだ(開き直り)。
 結果として定着しているシステムではあるが、不満も多いのでまた試行錯誤をはじめる予定(笑)。その前に記録として現在の構成と不満点を書いておく。

  • A5リングノート:無印良品再生紙ダブルリングノート。自由なアイディア出しや会議録(の間の夢想・妄想の記録(笑))などに使用。前回のエントリから奇跡的に継続中。
  • バイブルサイズのシステム手帳:ベルトもペンホルダーもない、リング径11mmのシンプルなもの。基本的にToDo管理とスケジュール管理に使用。基本的なスケジュール管理はPDAで行っているのだが、システム手帳にもバーティカル式の週間リフィルを先2ヶ月分ほどはさみ、今週〜翌週のスケジュールのみを記入して直近の予定を掴んでおくことにしている。
  • A6ノート:コクヨの文庫本ノートにジャストサイズの革カバーを着けて使用。基本的になんでも書き込むメモ帳で、その日の仕事と成果、アイディア、気になった言葉や出来事を記入する。

 それなりの役割分担はあり、そこそこ機能してはいる。しかし不満はシステム手帳とA6ノートの使い分け部分。
 スケジュール、ToDo、日々のメモは、常に持ち歩きマメに確認したり読み直したりすることが好ましい。しかしこれが2冊に分担されている結果、可搬性に問題が生じているし、片方ばかり参照してしまうことになりやすい。僕の場合、A6ノートは振り返る習慣がついてきたのだが、システム手帳はどうもうまく使えていないのだ。
 では一本化しようと考えても、これがまたうまくいかない。なぜかというと、書きたい事項によって「定型」が相応しいか「自由記入型」が相応しいか、異なるからだ。具体的に言うとスケジュールは「定型」、「日々のメモ」は「自由記入型」だ。つまり僕が困っているのは「(スケジュール管理が主の)手帳」を使うか、「ノート」を使うかという問題に等しい。
 たとえばスケジュール管理に向いている「手帳」を使うことにして、そのメモ欄・メモページに日々のメモを書こうとすると、量的な制約から快適にメモできなくなる。僕は万年筆を使って大きめの字を書くので、この制約が余計に厳しい。かといって、自由記入型の「ノート」に「定型型」のスケジュール管理も行わせようとするのも困難だ。いちいち週間スケジュールを印刷して貼ったり、枠から書き込むという人もいるようだが、面倒くさがりの僕にはとても続かない(実は試してみたこともあるが、案の定続かなかった)。
 本当はこのあたりを解決できるのがシステム手帳なのだろう。実際にバイブルサイズのシステム手帳に一本化してみようと、メモページを増やして試行してみた。しかし、

  • バイブルサイズは常に携帯するには微妙に大きい。かといって筆記面のサイズ自体はこれくらいは欲しい。
  • リングが邪魔。
  • それぞれの用途を少しずつ取り入れると、メモのページ数があまり確保できない。かといってリング径を大きなものにするとますます記入時にリングが邪魔になる。
  • 書き上がったものを別のバインダに移すとなかなか参照しなくなる。
  • リフィルをまめに入れ替えたりするのが面倒。

といった理由でどうしても「日々のメモ」用途を組み込ませて使うことができず、挫折してしまったのだ。
 しかし、なんとかこの不満を改善したい。ちょうど使用中のA6ノートが終わりに近づいてきたので、切り替えのタイミングで一本化ないし少しでも使い勝手を良くできないか、考え中。
 幸いなことに、この稿を書きながら考えたことで「次はこれを試してみよう」と思いついたこともある。切り替えが楽しみになってきた(^^)。

では僕はどうしよう

 今の携帯電話は3年ほど使っているが、家庭用のメール連絡と少々の通話くらいで、決して使いこなしてはいない。PDAはhpのiPAQ h1937で、これまた最小限のスケジュール管理にしか使っていない。ただ、この「最小限」というところがポイントで、その部分では使い勝手が確立しているのだ。
 現在の体制で行けるところまで行こうと思ってはいるが、突然端末が壊れるときなどが怖い。情報収集はしておいて、乗り換え手段は常に意識しておかないといけない。
 ところが現在のスマートフォンでは、その使い勝手を再現できない(ように思える)。しかも僕が使っているキャリアであるauスマートフォンに消極的で、ようやく投入されたE30HTも「※ EZweb (auのEメールサービス含む) ・Cメール送信はご利用いただけません。」ではお話しにならない。かといってキャリア乗り換えはしがらみがあって難しい。
 うーん、困ったなあ。

死語と化しつつある「PDA」

 All Aboutの「PDAスマートフォン」が「スマートフォン」のみに再編され、リニューアルされた。これはけっこうショックな出来事だ。
 たしかにいまやPDA単体の製品はほとんどない。社会環境の変化に合わせた変更としては理解できる。
 ただ、僕は携帯電話とPDAを分けて持っていたい派なのだ。自分の好みが時代に合っていないということを思い知らされた形になって、それがショックなのだと思う。

ポメラ使用感

 今ごろ何だが、ポメラの使用感を箇条書きで。

  • 筐体は意外に大きく重い。特に厚みがけっこうあると感じられる。ポケットに入れての持ち運びは現実的ではない。冬用コートならなんとか?という程度。
  • こだわったというキーボードの打鍵感。悪くはないが、なまじノートPCを意識したキーボードだけに、ちょっとした違いが却って気になる。特にバックスペースキーはやや押しづらい。慣れれば十分ブラインドタッチできるくらいではあるが。独特の折りたたみ機構は、当初予想していたより悪くはなかった。意外にがたつきはない。ただ膝の上とか平ではないところでは使いづらい。
  • 液晶画面は、非常にコントラストが高く見やすい。
  • ファイルシステムはかなり今ひとつ。MicroSDを使えてたくさんファイルを扱えるのだから、やはりある程度はファイル管理機能が充実していないと。ディレクトリ分けやソートくらいは自由に行いたい。今のままだとポメラにファイルを残しておく気にならず、本当に一時的な文章書きだけにしか使えない。
  • 日本語変換は特に不満は無し。機能が限定されているとは言えATOKなので、変換効率は悪くない。単語登録がもう少し行いやすいといいのだが。

 読み返すとあまり褒めていないが、このような機械は非常にありがたい。出張時に、行き先での打ち合わせ用メモを、往路の飛行機中でささっと作成したりと、あって助かる局面はすでに何回かあった。要は機能の配分をどこまで割り切るかの話で、キングジムはよく割り切って作ったと思う。この機械は「有り」でしょう。
 まあ、ポメラ本体のようなありかたはさておき、2chポメラスレッドでも言われていた、SIIの電子辞書にテキスト編集機能がついて欲しいという意見には頷いてしまう。筐体の可搬性とキーボードが高いレベルで両立している。ポメラはキーボードは割り切らなかったが、SIIの電子辞書くらいでも実は十分打てると思う。

ポメラ

caskstrength2009-02-15

http://d.hatena.ne.jp/caskstrength/20090114/p1
で書いたガジェットがこれ。
メーカーの製品案内はこちら
しばらく使ってみたが、予想以上に便利。仕事で「これがあってよかった」と思える状況もあった。
使用感などは、後日書くつもり。