Nikon Nikomat FTn

 先日書いたとおり、30年ほど前に父親が使っていた一眼レフ(当然、銀塩)を実家からもらってきていた。それがNikomat FTn。1967年発売だそうだ。測光計の電池が今は売っていない水銀電池だったりするが、これはボタン電池のアダプタを入手した。後はレンズのカビが気になったが、拭き取ったらけっこうきれい。これなら使えそう。スポンジなどがぼろぼろなのは、ニコンのサービスセンターにメンテしてもらえば直してもらえるだろうか。
 電池を入れた当初は測光計の針がぴくりとも動かず「壊れているか?」とも思ったが、どうやら巻き上げレバーが少し回転している状態の時のみ電源が入るらしい。合理的。そう言えばニコンのサイトでそんな記述を読んだ覚えがあるな。
 それと、シャッターがすぐに切れない問題、間違ってシャッタースピードをかなり遅くしてしまっていて、そのせいで「すぐに切れない!」と思いこんでしまっていたようだ。ジーっとかゼンマイの音がしているからてっきりセルフタイマー関連の故障かと思ったら。自分がけっこう現代っ子(子ってのはなんだが)なんだなと実感(苦笑)。
 ともあれ、ようやく使い方がわかってきて、なんとか使えそう。フィルムを買って試してみよう。