Panasonic L1

 中級機のカテゴリで出してきたのは意外だった。でもこの仕様でもう数万円安かったらヒットしたかも知れないが。デザインは意外にも現行の機種の中では一番一眼レフらしさを排してきていて、好ましい。
 でも、フォーサーズ機ってファインダー像が小さすぎて、(少なくとも現時点での)乗り換え先としてはあり得ない。いくらオートフォーカスだといっても、覗き穴としか思えないファインダーでは楽しく写真が撮れない。将来的には大きくなるのかな?EVFをいち早く取り込みそうな気はする。
 なお、写真家の田中希美男氏のブログで「L1のβ機の出来があまりにもひどい」旨のエントリがあったのだが、削除されてしまったようだ。「パナソニックは一眼レフを舐めていたのでは」「設計ミスがあるようだ」などと書きたい放題で、いいのかなあとは思っていたが、良くはなかったようだ。
 発売の無理な前倒しでL1の完成度に大きく疑問が生じているのは事実だろうし、さもありなんという感想しかない。それを正直に書いた田中氏は、ユーザーからは褒められるべき、なのかな。あまりに正直すぎて引いてしまう感もあるが…。田中氏はブログの影響力を舐めていたのではないかと思う。
 いずれにしてもL1は、博打だ。