横書き日本語の句読点

 ここのところ,句読点に興味を持っている.大学になるくらいまで,日本語の文章の句読点は縦書き/横書きを問わず(、。)を使うものだと思っていたが,横書き時にはどうやら(,.)を使う人もいるらしいと気づいた.それでもあまりこだわらずに(、。)で通していたが,最近ふと変えてみる気になったのだ.理由は自分でもわからない.横書きと縦書きで作法を変えるというのがかっこいい気がしたのかも知れない(笑).
 ふと関係分野の学会誌を見てみると,けっこういろんな形式が入り交じっていることがわかった.僕があまり意識していなかった(,。)なんて組み合わせもそれなりにあるには驚いた.どうやら,どこでその形式が提唱(推奨)されているかでこの3種類くらいにわけられるようだ.大まかに言えば

  • 政府規程型(,。)
  • マスコミ型(、。)
  • 欧米文準拠型(,.)

だそうで.なるほどね(ちなみにこの分類は下記引用URL最初のものから).
 ざっと検索してみたところの参考になりそうなURLは下記.

 もっとも僕自身,他の人がどんな句読点を使っているかには無頓着だったので,それほどメジャーな(多くの人に意識されている)問題ではないのかもしれない.そもそも日本語に句読点が多く用いられるようになったのは明治以降のことだし.
 身の回りを見ていると(、。)が圧倒的だ.だとすると,周りに合わせておいた方が無難ではあるんだよな.人と文章の交換(共同執筆)などするとこういった表記の違いはけっこう問題になったりするし.でもまた変えるのは,なんとなく業腹だがなあ.何に対してということはないけど.
 まあ,困ることがあるまで,せっかくだからこの形式を続けてみるか.