フォトリーディング

　前回書いたように，けっきょくフォトリーディングの原典を読んでみた．感想は・・・う〜ん，あまり面白くない．「本を読む本」M.J.アドラー著・外山滋比古訳・講談社学術文庫に書かれているメソッドの一部にフォトリーディングを導入し，マインドマップを加えただけという気がする．
　このフォトリーディングの理論は，わかったようなうさんくさいような．エッセイ枠に書かれていたのでそれほどじゃまではなかったが，やはり「ほんとかよ」と言いたくなるような「華々しい成功事例」が列挙されていて，うさんくささをより強く感じてしまう．まあ，「うさんくさい」と強く思うと効果があるものでも出なくなってしまうから，あまり先入観を持たずに試す方がいいのだが．「本を読む本」を読んでおけば十分だとは思う．平積みだったから定評はあるのかな…．