ニコンの中級機

 上のように他の機種に惹かれるのは、先日来書いているようにD70に(我が身を省みない(苦笑))不満があることに加え、最近の雑誌のD70の扱いがある。D70が発売された当初は「いかにD70がすごいか!?」を表現する記事が多かった。しかし最近の記事は、D70があたかも咬ませ犬のような扱い(苦笑)。他の機種の優位性を示すゲージ役のような扱いだ。
 もっともこれは記事を書いているライターの色眼鏡もあると思う。もちろん後から出た機種の方がいい点が増えるというのは一般的な傾向だろう。しかしそれを除いても、恣意的な判断で書かれた記述が多いように感じる。ホワイトバランスの性能、白とびの耐性等、かつてはD70が褒められていた部分が、今ではあたかも弱点かのような書き方なのだ。結局「新しい機種はいいなあ!」という感想にしばられて、客観性は失われているのではないかと思う。ちょっとした違いでも強調して書かないと記事としてインパクトは薄れるし。
 まあ、そう考えるとD70を使い続ける気が戻るというものだ。…戻すためにそう考えているという気もしないでもないが、そこには目をつぶっておくとして。