いまさらWindows VISTA(その2)

 さて、VISTAを使ってみた感想である。
 PCに対する知的興味を失っていたとはいえ、新しいモノに触れるのはやはり楽しい。「あれはどうやるんだ?」という機能発見や、変わってしまった部分の代替策を練ることを、事前の予想よりもわくわくと楽しんでいる自分がいるのを発見したのは「まだ俺も枯れてはいないな」とうれしくすら(笑)あった。新しいGUI(というか画面デザイン)は、現代風で(いまさらではあるが)新しいPCを使っているという満足感を少し感じさせられた。
 しかし。
 数日経って「やはりだめだなあ」と思った。

  • やはり動作のいちいちの引っかかりにストレスがたまる。メモリは最大限積んでおり、その不足のせいではないわけで、つまりOS自身の問題であることに腹が立つ。
  • VISTAのユーザーアカウント管理(UAC)は不便きわまりない。もちろんセキュリティ向上という側面は評価しておくべきではある。しかし僕はちょこちょこと裏技(というほどもないTips)を利用して自分なりに使い勝手のいい環境を築いてきたのだが、それがUACによって邪魔をされる形になり、これも大変ストレスが溜まる。もちろんUACを切ってしまえばいいのではあるが、標準の環境を知るのも今回のVISTA機導入の理由だったので、できればあまり変更したくはないのだ。
  • VISTAに起因すると思われる不具合がある。たとえば、どうもメールソフトBecky!でShift+スペースキーが効かなくなるという現象がある。これはXP機ではでていないので、VISTAで動かしていることが関係するのではないかと疑わせられる。

など。
 もともと行っていた運用をおおむね再現はできたが、それはあくまで今までと同じ程度の使い方に過ぎず、便利さは感じない。一方で不便さは増した。
 …で結局。XPにダウングレードしてしまった(苦笑)。まあ、だいたいVISTAの仕組みはわかったからいいかということで。
 Windows 7は快適になるのだろうか。それまではXPで行こうと決めた次第。