LAMYのローラーボール、TIPO AL(シルバー)



 クリップをノックするとペン先が出る。

 ALなら質感は高い。

 よく知られている事実だが、国産のノック式ゲルインクボールペンのリフィルが使える。僕が手元で確認した限りでは、ZEBRA サラサクリップ三菱鉛筆 ユニボールシグノ(ノック式)、Pentel エナージェルのリフィルが入った。

 サラサクリップのリフィルとの比較。

 とは言っても、そのまま入れ替えると「少し飛び出しが長い」「そのためノックがかたい」「穴の径が大きめでペン先が少々ぐらつく」という欠点がある。使えないほどではなく、気になる人も気にならない人もいそうな程度。

 純正。

 こちらは入れ替えた場合。

 僕は少々気になったので、リフィルのお尻をカッターで1mm程度削り、ペン先に細切りにしたセロテープを巻いた。これで快適。

 なお、TIPOの純正リフィルはM66。書き味がよいと評判だが、インクの浸透力が高いのか裏抜けが激しく、僕はあまり好きではない。国産ゲルインクリフィルが使えるという情報があったからこそ入手した次第。書き味はたしかによいが、特筆すべきものでもないと思う。ボール径が大きめでインクの出がよいから書き味がいいのは当たり前だ。たとえば0.5mmのゲルインクボールペンとは格段に違うが、0.7mmのものとだったらあまり変わらない。日本では極細のゲルインクボールペンが流行っているので、相対的に書き味がよく感じるのだろう。