テキストエディタ選びに悩みは尽きない2:基本的な機能について

 僕がどんなエディタを好むか。基本的な部分から。
 まずSDIでないといけない。それだけで選択肢が狭まってしまうので、今までにもさんざんMDIのエディタを試してみたが、、どうしても馴染めなかった。なぜか。WEBで検索してみたところ、同じような感想を持ち考察された方がいたので、URLを引用してみる。我が意を得たりというところだ。
http://www.246.ne.jp/~mnakan/essay_1/sdi_or_mdi.html
ついでに言えば、最近はやりのタブ切り替え形式も好まない。タブでの切り替えにすると、複数文書の参照がやりにくくて仕方ないじゃないか。MDIよりももっと使いづらいと思う。たまにエディタのサポートの場で「なぜタブエディタにしないのですか?」などと、そうなるのが当然という態度のユーザーがいたりするが、(言葉は悪いが)「アホか」と思ってしまう。そうなると使いづらいユーザーもいるかもしれない、くらいの想像をしてもらいたいものだ(他の要望にせよ、「そうなって当然」的な発言は好きじゃないが)。また、MDI+タブ形式にするか、SDI+タブ形式にするかという問題は、かなりUI設計の点で奥深いものだと思われる。
 閑話休題
 次に、Windowsに「うまく」準拠した外観を持っていて欲しい。もっとも、どのようなデザインだと「うまい」のかを判断するのはまったくの主観だが。僕はMS Office準拠のデザインだとおおむね好ましく感じるらしい(無個性派とも言える(苦笑))。特にツールバー、ステータスバーあたり。別に多色アイコンでカラフルで無くてもいい。でもあまりに個性的なエディタは、それだけでちと入り込めない。例を挙げれば、QXやMMあたり…(ユーザーの方々にはごめんなさい)。あと、エディタで意外に気になるのが、ルーラー。テキストベースのルーラーでは残念感が強い。立体的なルーラーが好みである。今まで見た中では、WZ EDITORのVer.3あたりが一番良かった。
 キーバインド。これも基本的な部分はWindows標準に従っていることが前提だが、ひとつだけ。2ストロークキーに対応していて欲しいのだ。よく使う機能だけでも、Ctrl+英字キーだけでは足りないが、Ctrl+Shift+・・とか英字キーの代わりにファンクションキーを使うだとか、法則性が無い割付は、すぐに忘れてしまう(苦笑)。2ストロークキーなら、「カーソル移動関係はCtrl+Qの後に英字」とか、機能別に分類して覚えておけるので効率がいい。
 最後に、表示フォント。僕はMSゴシックを使うのだが、サイズが問題である。たいていのエディタではフォントのサイズ指定は「ポイント」で指定するが、実際には「ドット」に換算されるわけで、その際の端数の処理にエディタごとの差が出る。具体的には「11pt」と指定した時に、僕は「14dot」になって欲しいのだ。しかし文字間が微妙に開く処理をするエディタもある(つまり15dot扱い)。これはこれで間違いではないのだが、結果としてエディタのウィンドウの横幅が広がってしまい、どうも使いづらくなってしまう。エディタによっては「10.5pt」という指定ができるもの(これだとほぼ間違いなく「14dot」になる)や、そもそもドット数で指定できるものもある。いずれにせよ、僕には「文字間が詰まった」フォント表示であって欲しい。
 とりあえずこれくらいの前提なのだが、しかしこの時点でこれらを満たすエディタはほとんど無いというのが現状だったりする(苦笑)。
 …続く。