常用機種変更(続き):ソフトとハードのバランス

 で、iPAQ h1937を持ち歩いているわけだが、それに引きずられる形でPDAでやりたいことも少し変わってくる。たとえば小遣い管理。SL-C760ではZaifを入れてはいたが、あまりまめに入力はできなかった。入力は手元で、集計はPCでといった使い分けには向かないからだ。でもh1937ならたとえば「ひかる」を使えば、同じデータファイルをPDAとPC両方で扱うことができる。そうなるとまめに入力しておこうかという気になる。
 また、ビューワー的用途が重視されるわけで、HandStoryのようなソフトを使いたい。一時期Palmを使っていた時には重宝したソフトだ。PocketPC用も買ってしまおうかと思っている。
http://www.namo.com/jp/handstory/
 しかしこれらの用途って、別にSL-C760ではやりたくなかったというわけではない。ストレス無くそういったことをこなせるソフトがなかったからやらなかっただけだ。一方メールやWEB閲覧には解像度の大きさやキーボードによる入力の快適さがあったから、そちらがメイン用途の時は他の用途はあきらめていたわけで。
 ではメールやWEB閲覧の必要性が低下した今、今後はh1937で足りるのかというと、そうでもない。たとえばせっかくPocket WZ Editorなんて有益なソフトがあるのだから、キーボードが欲しい。メールは書かなくなっても、日誌やメモをつけたいという欲求がソフトによって喚起されてしまうのだ。かといって外付けキーボードでは意味がない。SL-Cxx0シリーズの筐体は本当によくできている思うのだ。
 つまりソフトとハードのバランスなのだろう。(少なくとも僕にとって)両方を満たした機種がない現在、時々の趣向の変化によって使う機種を変えざるを得ない。ま、環境を変えること自体が楽しいのは否定しないが(笑)。でもやはり「SL-Cxx0シリーズの筐体にWindowsCEを採用したPDAが出てこないかな」と思ってしまう。あるいはLinuxベースのPDA環境ももっと使いやすくならないかな。今はマニアックな領域を脱していないように思えるのだ。
 満遍なくというのは難しいとしても、弱点となる領域をカバーしていく努力をメーカーには期待したい。・・・とか、大勢を意識してきれいな結論(?)にしてみたり(笑)。