電子辞書からPDAの筐体を考える(というほどの内容ではないけど)

 最近辞書を引く機会が多くなり、SIIのSR-M7000を入手した。今までにも同じくSIIのSR-T5000を持ってはいたのだが、動作が今ひとつ遅くキー入力時に取りこぼしが生じる点が気になっており、仕事上の予算の都合を付けて小型筐体最新型のSR-M7000にした次第。
SR-T5000(はもう見つからなかったので、同じ筐体のSR-T5120)
http://speed.sii.co.jp/pub/cp/cp/ProductPage.jsp?recordID=1186&subCAT=101
SR-M7000
http://speed.sii.co.jp/pub/cp/cp/ProductPage.jsp?recordID=1368&subCAT=101
 SR-T5000はコンテンツのバランスといい筐体といい、今でも良い機種なのだが(筐体は現行機種とほぼ同じ)、キー入力の取りこぼしは割と致命的。丁寧に押せばいいのだけど、それを意識していてはストレスが溜まる(もっとも現行機種では改善されているようだが)。もう一つ、机上で使う際にはSR-Tシリーズの筐体はいいが、電車の中などで使うには少し大きい。僕は目も悪くないし、カラダの割に小物を苦にしないので、SR-M7000は大変に具合がよろしいのだ。満足。
 で、使っていて思ったが、このSR-Mシリーズの筐体のイメージで使えるPDAが出て欲しいなということ。キーボード、画面の面積、たたんだ時のコンパクトさ、ついでに言えば質感も含めて、非常に好ましい。
 もちろんこれは電子辞書だからできることであって、現行のPDA用OSを載せるにはパワー不足で、したがってもっと筐体が厚くないとバッテリのスペースもメディアスロットも載らないだろう。その意味では夢想に等しい。
 ただ、最近はPDAを割り切って使っている僕は、別に通信ができなくてもいいし、画像、ましてや動画など見られる必要性はない。となれば、別にOSは非力で良い。HP200LXのようにDOSに上質なPIMを載せてくれて、SDカードスロット一つあればいい。あとは外部の機能の問題で、それもPCとの接続がクレードルに載せるだけで可能で、載せたら自動で同期となってくれるだけでいい。DOSだって別に難しくはないだろう。これならSR-M7000の筐体を少しだけサイズアップすれば済みそうだ。それで、必要以上に実用的かつ深くのめり込めそうな(笑)PDAができあがる。
 …と僕は思うし、賛同してくれる人はいなくはないだろう。というか、賛同してくれる人は強く賛同してくれるだろう。ただ、市場が成立するほどの絶対数はないんだろうな。割り切れるまでPDAを使い込んでいて、多少手がかかる方が好みなんて人間は(はあ)。