紙媒体見直し期間1

 前回書いたとおり、PDA単体での情報管理はやめて、紙媒体を併用することにした。
 ざっくりと自分が扱いたい情報の種別をリストアップしてみると

  1. スケジュール管理
  2. 住所録
  3. いわゆるToDo
    1. 期限があるもの
    2. 期限がないもの
  4. 自由記録
    1. 議事録など、主に「記録」・インプット用途
    2. 発想メモなど、主にアウトプット補助

といった感じになる。
 このうち、1、2はPDAでいいのだ。むしろパソコンと同期が取れて、年度が変わるからといって特に更新の必要がない、データベース的要素が強いこれらの項目はこのままPDAで扱いたい。
 ToDoの1(期限があるもの)も比較的PDA&パソコンでの管理が馴染む。ただ、現在はPDA上での仕事管理ソフトに納得いくものが今ひとつ無いので、パソコン上のみでTaskPrizeというソフトで管理中。本当はPDAとも同期を取りたいのだが。
 ToDoの2から下、これらがPDAでは今ひとつ管理しきれない情報だ。
 期限なしのToDo、言い換えれば人生における中期・長期レンジでの「目標」は、期限付きToDoと同じ領域で管理すると、紛れてどんどん見えなくなっていく。しかし最近のスケジュールの乱れへの対応や、仕事や生活に関して自分を見失わないために、この部分を強化して常に意識しておけるようにしたいと、ここしばらく思い続けてきており、それが今回のポリシー変更につながっているわけだ。
 また、自由記録とは、前回書いたような項目が概ね対応するが、これもけっきょくは紙媒体が向いている。キーボード付きのPDAやノートPCでもけっきょくすばやく入力できるのはテキストのみで、少しだけ図を入れたいとか、ふと思いついたコメントを「脇に」書き入れたりという、文字の流れから外れる動作には対応しづらい。まあ、そこを無理して「PDAで一元管理!」とこだわってきたのだが。
 思い起こしてみれば、なぜPDAやPCへの入力にこだわるようになったかというと、僕は自分の悪筆(幼稚な字)が嫌いだったからだ。きれいに整った文字の並びを見たい、それが一般よりは早くワープロなどの習得に向かわせた原動力だった。カセットテープの曲名インデックスも、当時の低機能なレイアウト機能を駆使して無理矢理詰め込んだものだ。音楽よりも、きれいな印字結果をつくることが目的だった(苦笑)。
 しかし、社会人になってから、特に最近は手書きの機会がいやおうなしに増えてきた。仕事柄、黒板へ書くことが多いし、書類作成も増えた。もう自分の字がいやだとは言っていられない状況になってしまったのだ。また、それにともなって、ほんの少しだけ(ほんとに少しだけど)自分の字がマシになった気がする。まあ、相変わらず下手だけど、これはこれでいいか、しょうがないか、と。
 というわけで、紙媒体の見直し期間中なわけだ。・・・続く。