紙媒体見直し期間2

 というわけで、手帳・ノートを物色し始めたわけだが。
 当初より、いかにも「手帳」というサイズは対象外で、ある程度大きいサイズの「ノート」から今回の試行は始まった。自由記録の需要増大がきっかけであったので「ノート」が欲しかったことと、スケジュール管理・住所録は今後もPDAで扱い続けるつもりなので(紙・電子の区別をしなければ)「小型」の情報蓄積器は間に合っていたからだ。
 ノートといえば国内標準はB5サイズであろう。しかしこれはA4版と併用した場合にサイズのズレが気持ち悪い(笑)。いや、使い込む道具にとって「気持ち悪さ」はバカにならない。また書類等を挟む時など、サイズが揃っている方が持ち運びやすいという現実的なメリットもある。そこで手始めにA5の薄いノートをしばらく使ってみた。これはなかなか具合は良かったが、2点問題を感じた。会議の議事メモなどを書き込んでいる際、A5では若干小さいかな?と感じられる点と、ノートをまたがる時に予備のノートを持ち歩いていないと引き継ぎが不便な点である。この2点は関連しているのだと考えられる。つまりサイズが小さいため一度に消費する枚数が多めになり、その結果ノート引き継ぎの時期が早まるが、後継ノートはなかなか持ち歩かないため困ることがある、と。つまり対処法は二つ。もっと大きいサイズのノートにしてページ消費数を抑えるか、バインダー式のノートを利用して、常に残り枚数がある程度確保されている状態に保つか。
 まず、前者を試してみた。A4のノートにしてみたのである。またその際書いている時に表紙を回し込めるようにリングノートにした。これはこれで書いている時は気持ちよかったが、ここでも問題を感じた。後の情報参照のためには、極力1項目1ページが望ましいのだが、A4だと大きすぎて、無駄なスペースが多いのだ。また、やはり持ち運びにはA4は大きい。
 そこで後者、つまりサイズはA5にとどめて、バインダー式のノート導入を図ってみた。一般には「システム手帳」と呼ばれるもののA5版だ。なぜこちらを先に試さなかったかというと、バインダー式はどうしても厚みが出てしまうため、持ち運びに難が生じるのを懸念したためだ。また、リングノートのように表紙を回し込めないので作業スペースを多めに必要とすることも躊躇した理由である。
 さて、試してみている結果から言うと、今のところは思ったよりも快適である。厚みはあるが、ある程度リフィルを挟み込んで厚さが均一になればカバンの中に収まりやすく(他のA5の書籍などと並べやすい)、広げた時でも最大A4強であればなんとかなるようだからだ。「手帳」としてみると大きすぎるが「ノート」としてみればコンパクトである。
 ということで、この状態でしばらく使ってみようと思う。