ソニー、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラに参入

http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2005/07/19/1947.html
 コニカミノルタとの共同開発でαマウント採用かあ。個人的には非常に興味深い話だし、コニカミノルタにとってはすばらしく可能性が広がったのではないかと思う。
 家電メーカーが本格的にデジタルのレンズ交換式カメラに乗り出すことを表明したのは、パナソニックオリンパスに続いて2例目。この領域でカメラメーカーと家電メーカーが手を組むインパクトがまず大きいと感じる。まだ具体的な製品が発表されていないので何だが、成果が待望される。
 複数のメーカーからマウントを共有する別のカメラが出てくるということも好ましいと思う。現状では富士フイルムニコンFマウントで一眼レフを出しているが、これはFマウントユーザーにとって選択肢を提供する役割を果たしていて、結果としてFマウントユーザー増に(微々たるものとはいえ)寄与している。ただ、それ以外は基本的に1カメラメーカーが1マウントを持った閉じた世界なわけだが、これが再編へと動くと面白い。少なくともユーザーにとって、レンズ資産を考慮しつつも性格の違う機種が選択肢にあるというのは嬉しいことだよな。
 また、提携したのがソニーコニカミノルタというのも、なんというか「絶妙」だ。人によっては「微妙…」と感じるかもしれないが、僕はどちらもブランド力はあるし本気になった時の製品企画力も持っていると思う。最近停滞しているメーカー同士なのは、だからこそ提携に踏み切ることになったわけで、必要な前提だったのだろう。だから「微妙…」ではなく「絶妙」と捉えたいところ。
 もちろんソニーからどんな製品が出てくるかが一番大事なわけだけど、これは期待したい。僕自身はよほどのことがないと乗り換えないだろうけど、自分が興味を持っている分野が活発なのは、見ていて楽しい。