かなり焦ったこと

 今日はパスワードを忘れて焦った。普段使っていないのを忘れてしまっていたのではなく、いつもWindowsにログオンするために使っているパスワードを、だ。
 某所でパスワードを設定する必要があり、Windowsログオンのパスワードと同じ文字列を入力しようとして、「あれ?いつもなんて文字列を使っていたっけ?」と突然戸惑ってしまった。ログオン画面と違う画面・欄に入力しようとしたために、普段は意識しないで動いていた指が止まってしまったのだ。そして、一度止まった指・記憶が動き出してくれない。
 まあ、あえて同じにする必要もなかったので、そこは適当な文字列でしのいだが、なんと間の悪いことにPCを再起動しなくてはならなくなった!パスワードがわからなければ、当然ログオンできない!!!
 何回も何回も、記憶にある文字列とそのバリエーションを入力し、そのたびにはねつけられ。こんなに焦ったことはない。かなり焦って、記憶をたどろうとして失敗して、…何十回目かの試行ののち、ふっと思い出せたが(ふう)。
 恐ろしいことに、今のパスワードは試していた文字列とは違っていた。試していた文字列は以前にけっこう長い間パスワードとして使っていた文字列で、最近はそれと似たようなパターンだが記号などを少し替えた文字列にしていたのだった。なまじ似たパターンにしていたため、混乱してしまったようだ。
 しかし…。いつも入力している文字列を忘れるなんて。一度意識した後は指が全然動いてくれなかった。焦りがまた冷静に思い出すことを阻害していたのだろう。こんなこともあるんだなあ…。忘れてしまった自分にもショックだし、パスワードをあちこちで設定しなくてはならないご時世が、あらためて怖くなった。全部同じにしては問題があるし、かといっていちいち変えていては覚えきれるものじゃない。場面場面で、使える文字数や記号の制約などが微妙に違うのも混乱のもとだ。メモしておくのも好ましいことじゃないしなあ。どうしたらいいのだろう。
 いやはや…。