気になるデジカメ長期リアルタイムレポート:K100D(デジカメWatch)

http://dc.watch.impress.co.jp/cda/longterm/2006/09/08/4563.html
 最終回だったわけだけど、この連載は読んでいて楽しかった。ライターの伊達さんがPentaxのカメラを好んでいることと写真撮影を楽しんでいることがよく伝わってきたからだ。最終回最後の段落が、特にいい。

 ペンタックスの一眼レフを使っていると、利便性に優れたズームよりも、多少不便でも単焦点レンズでじっくり撮りたくなるから不思議だ。連写や動体にさほど強くないからかもしれないが、昔のようにフィルムを手で巻き上げ、手動でピント合わせをし、ファインダーで被写体をじっくり観察しながらシャッターチャンスを待つ。AFだとどうしても被写体をAFフレームに被写体を捉えるのに必死になって、画面全体を見渡して構図をじっくり考えたり被写体の細部まで目を配るのがおろそかになりがちだ。しかし、K100DにMFレンズを付けて撮影していると、昔のMF一眼レフ時代の感覚で、ゆっくり被写体と向き合いながら撮影できる。K100Dは、そんなスローライフな撮影スタイルが似合うデジタル一眼レフだ。

 写真撮影が趣味らしくなって3年ほどしか経っていない僕だけど、その間に、どうやら自分が撮りたいのは、街の風景だということがはっきりわかってきた。望遠はあまり必要ない。連射もまったく使わない。で、そろそろ買い換えなんて考えているところにこんな文章を読んじゃうと、たまらないですな。