ノートシステムに関する最近の模索3−メモ帳に求めるもの

 前回のくくりでの3と5、すなわちToDo管理とメモについて。
 多ノート化にあたっては、この二つの用途をひとつのメモ帳に収めることが適切だということはわかっていた。以前Moleskineのポケットタイプを利用していた際、それでうまく機能していたからだ。
 少し説明しておこう。僕のToDo管理は、

  • まずメモ帳のあるページにToDoをリスト化する。
  • 必要に応じて追記。
  • 片づいた項目は横線で消す。(消していく行為が心地よい(笑))
  • ページが埋まったり、片づいた項目が増えたら、機会を見て新しいページに引越。

という単純な方法だ。ポイントらしきものは最後の「新しいページに引越」だ。そこで項目の整理が行われるし、居座り案件への対処が新たに意識される。したがって、日々のメモはToDoとの位置関係を考えることなく時系列で書き込んでいけばよく、セクションを分ける必要などはない。
 そしてToDoとメモを一冊の小さいメモ帳に任せると、常に持ち運び、めくって読み返す動機付けとなる。これも具合がよい。
 ちなみにToDoをPDAおよびPCに任せていた時期もあるが、手書きに移行してからの方が不便を感じていない。リフレッシュの機会が強制的にやってくることが快適さの要因らしい。電子化ばかりが情報処理ではないなあと実感した事柄である。
 さて、そのような背景のもと、どんなメモ帳が良いか。Moleskineは少し大きく、また紙質に不満があるため、別のメモ帳を探すことにした。しかし、実はまだ試行中である。
 試行錯誤の過程でわかった要件は、下記の通り。

  • サイズはB7が、携帯性と紙面の広さの両立上具合がよい。妥協してA6だが、これだと少し大きい。
  • 手に持って記入することも多いので、表紙・裏表紙がしっかりしている必要がある。
  • ステノパッド(リングが上についているタイプのメモ帳)は、めくりにくくて不適切。

 これらに加えてデザインの好みも重要だったりする。
 今試しているのはRollbahnのMサイズ。ダークブルーを利用中だ。だが、不満はある。紙質などは良いのだが、B7よりは大きいのが難点である。かといってSサイズでは小さすぎる。ただ大きめな分、筆記可能面積は多いので、その便利さとのトレードオフで慣れることができないかと期待している。それともスリムサイズが使いやすいかな…?
 もう少し試行錯誤が必要そうだ。
 さて、次回以降は肝心の「ノート」について。これこそ試行錯誤が続いている。
(続く)