インク

 今はパイロットの色彩雫「月夜」を使っている。この色はいいなあ。赤みがないブルーブラック系インクというのはまさに好み。
 今まで使ってきたウォーターマンの混色インクにも思い入れはあるが、「いちいち混ぜなくてもいい」「同メーカーだけにパイロットのコンバータでも棚釣りしない」「趣味の文具箱11に拠れば中性に近い性質だそうで、何となく安心」という点で乗り換えた。これで裏抜けしにくければなおいいのだが、まあ、それは高望みかな。今のところ不満はない。

A5リングノート

 前のノート関係エントリから、また紆余曲折して、ここのところはA5のリングノートを安定して使っている。ようやく落ち着いてきたかな…?
 使っているのは無印良品再生紙ダブルリングノート(A5・80枚・無地・ベージュ)。紙質が良く、インクの裏抜けが無く書き味もなかなか良いのが長所。
 ところが無印良品はモデルチェンジや廃盤が早く、このノートも一度廃盤になったものがユーザーからの要望の多さに復活したという曰く付きの商品。最近はWebショップにはないし、店舗によっては店頭にもないので、再度の廃盤が近いかと推察される。他に(僕にとって)適当なA5のリングノートは無いので、つい10冊もストックを購入してしまった。使い切るのにどれくらいかかるのだろうか。
 ところがところが、ライフからノーブルノートの用紙を使ったダブルリングノートが発売になるようだ。方眼も無地もある!
ライフ株式会社
(新製品ニュースのシンフォニーノート:2008年10月現在)
 うーん、紙質は良いことはわかっているし、デザインも好みだ。使いたいけど…、ストックはどうしよう(苦笑)。
 浮気性の癖にストックなど作るからこういうことになるのだなあ。

WZ EDITOR 6.0その後

 なんだかんだ言って開発動向Watchしているのだが(笑)、すごい勢いで改良が進んでいるようだ。
 そんな中、かつてVillageCenterにいた見米氏のものと思われるブログを知った。WZ6へのコメントがなかなか興味深い。
 ところで見米氏もかつてのユーザー諸氏(の幾人か)も、インターフェースの独特さに問題があると考えているようだ。だけど僕の感想はちょっと違って、独特なら独特でも良い、ただ仕様の継続性や完成度を上げる姿勢に欠けることがなによりも大問題だと考えている。
 実際、WZの独特さはけっこう好ましいこともあった。でもそういう独自性を打ち立てる楽しい作業ばかりに目を遣って、その後のある意味地味なメンテナンス作業に身が入らないようじゃダメだよね。そここそが商用ソフトとして信用できない部分だと思う。
 WZ6も興味はある。でも本当の興味は、販売後の開発者の姿勢だな。ある意味ゴシップ的関心(笑)。

WZ EDITOR 6.0?

 WZ EDITORの新バージョン6.0がプレビュー版公開開始だそうだ。
 いやあ、まだ作っていたんだ?という感想。しかし未完成のソフトを無理矢理発売して、かといって完成度を上げるフォローアップも無しに、新バージョンでまた大きく仕様変更なんて製品を、もうまともに使ってみようという気にはなれない。僕は相当気の長く、開発側に理解あるPCユーザーだと思うけどね。
 そもそも本来の発売元ビレッジセンターの会社概要を見ると、一度退社した前社長が復帰していたり、各部門は閉鎖されていて、ソフト4つの販売だけだったり、そのうちWZ関係は別会社で管理としていたり、なんかもう適当な体制だなあ。
 ソフトの出来ではなくて、会社の行く末としてどうなるか、興味を持って見てしまいそうだ(笑)。

セーラー極黒

 さて、どんなインクを使うかもずっと試行錯誤中の事項の一つ。色合いを取るか裏抜けしにくさを取るかが難しい。
 しばらくウォーターマンのブルーブラック(をベースに混色したもの)を使ってきたが、発色・滑らかさは気に入っていたものの、裏抜けのしやすさには閉口していた。といっても万年筆のインクとしては一般的なレベルなんだけど。
 抜けにくい紙を使うことで対処してきたが、ノートを模索する中ではあまりにも制約が大きすぎた。たいていのノートがダメなのだ。
 そのストレスも頂点に達したので、エイやっとインクを変えてしまった。乗り換え先はセーラーの極黒。

 本当はブルーブラックが好きなんだよね。それにこのインクは顔料インクでくっきりとし過ぎていて、色ムラといった風情を楽しむことはできない…。でもフローはいいのにたいていの紙では裏に抜けない。後ろ髪引かれつつも性能面を取ってみた次第。
 しかししばらく使ってみたら、やはり裏抜けしないというのはいい。余計なことを気にせず、あのノートもこのリフィルも使おうと思えば使える!いや、気分がいい(笑)。
 そのうちまた気分が変わるかもしれないが、今は安定感を享受しておこう。
 顔料インクなので詰まりやすくないかとか、パイロットのコンバータだと棚釣りが起きるとか、セーラーのインク瓶はおよそ万年筆向けとは思えないとか、いろいろ気になることもあるにはあるが。しばらく使えば馴染んでも来るだろう。あ、瓶だけはパーカーのインクの空き瓶に入れ替えることにした。